花粉症とアレルギー

 花粉症はアレルギー疾患の一つです。アレルギーとは、花粉症とは、についてわかりやすく解説します。

アレルギーとは

 私たちの体には、体内に侵入してきた異物を体外に排除しようとする働きとして「免疫」があります。この免疫が何かしらの原因で過剰に反応して起こるのが、アレルギー症状です。

花粉症でアレルギーを引き起こし、くしゃみ・鼻水等を引き起こします

花粉症の仕組み

 花粉症の原因となる花粉(抗原)が体内に侵入すると、体内で抗体(免疫グロブリンE)が作られます。次に再び同じ抗原が体に入ると、先に作られた抗体に抗原が結合し、細胞(肥満細胞)からアレルギーを引き起こす化学伝達物質が放出されます(ヒスタミンやロイコトリエン等)。このヒスタミンが信号となって、くしゃみ・鼻水等のアレルギー症状を引き起こします。

 これを脱顆粒現象と言います。

ナリルチンの働き

ナリルチンの構造式

 ナリルチンは脱顆粒現象(体内に侵入した花粉等の抗原により、科学伝達物質を放出し、くしゃみ・鼻水・涙目等の症状を発症すること)を抑制することがわかっています。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ナリルチン

ほかのアレルギーにも!

 アレルギー症状を引き起こす原因(抗原)は花粉だけではありません。花粉症と同じ種類のアレルギーはI型(即時型)アレルギーと言われます。

 I型アレルギーの抗原には以下のものがあります。

・植物性アレルゲン:花粉、食物(ソバ、小麦粉、こんにゃく、大豆等) 
・動物性アレルゲン:ダニ(ハウスダスト)、羽毛、羊毛、卵、牛乳、エビなど
・その他:化粧品の成分等

 これら、食物アレルギーやハウスダストなどI型アレルギー全般にも、じゃばらに含まれている「ナリルチン」は効果が期待されています。


*参考・引用)日本じゃばら普及協会 https://www.jabarakyoukai.com/
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